セキュリティソフト「マカフィー リブセーフ」の特徴・評判など

設立は1987年、米カリフォルニア州に本社を置くセキュリティソフトウェアメーカーのマカフィー社。日本国内で販売されているパソコンの多くにプリインストールされているため「McAfee」の赤いロゴに馴染みのある方も多いはずです。

本記事ではマカフィーの個人向け製品の最上位製品となる「マカフィーリブセーフ」について説明します。

「マカフィーリブセーフ」の特徴や導入メリット

「マカフィーリブセーフ」の最大の特徴は、インストール台数に制限がないことと5ユーザーで共用できる点です。また、マカフィー社の個人向けセキュリティソフトのうち、「マカフィーリブセーフ」のみが搭載している機能がありますので紹介します。

セーフ ファミリー

子供のオンライン上の活動を管理・監視できる機能で、他のセキュリティソフトメーカーでは”パレンタルコントロール”や”お子様保護”などという機能名で搭載されていることもあります。

子供が閲覧したWebサイトやインターネットの利用時間などが保護者のデバイスで閲覧できます。

参照セーフファミリー/マカフィーリブセーフ

ファイルとフォルダーの暗号化

パソコン上にパスワードで保護された金庫を作成する機能です。金庫内のファイルやフォルダーは暗号化されるため、万が一、パソコンを盗まれたり、紛失した場合でも個人情報を保護できます。

True Keyアプリ(パスワード管理)の5ユーザーアカウント

複数のIDやパスワードを安全に一括管理するアプリ「True Key」のアカウントは、「マカフィーインターネット セキュリティ」では、1アカウントのみです。

マカフィーリブセーフでは5アカウントまで作成できるため、同居家族それぞれが自分自身のアカウントを登録できます。オークションサイトやSNSなどアクセスするたびにIDやパスワードの入力が必要なサイトでも、True Keyを使うとWebサイトにすばやくかつ安全にログインできるため、「どのパスワードを設定したのか分からない」といったトラブルがなくなります。

マカフィーリブセーフ専用サポート窓口

マカフィーリブセーフ専用サポート窓口は、365日、朝9時から夜9時まで対応となっています。製品自体の質問だけでなく、セキュリティ事情などセキュリティに関する問い合わせに幅広く回答していることが特徴です。

このように、マカフィーリブセーフの特徴を一言で示すなら「家族全員の全デバイスを1つのセキュリティソフトで保護」 というキーワードが適当でしょう。

なお、マカフィー リブセーフのマイアカウントに登録するメールアドレスは家族全員で1つのみです。家族の共通メールアドレスを作成しておくと便利ですね。

マカフィーリブセーフの性能

マカフィー社の製品の性能や技術面について説明します。

第三者評価機関による評価結果

マカフィー社製品の性能面では「悪いところもないがトップクラスの性能とは言えない」というのが第三者の評価機関による評価結果です。

例えば、代表的な第三者評価機関であるAV-Comparativesによる実環境使用における防御率テスト(2019年2月~3月度)では、マカフィー社製品は評価参加16社の製品中、12位となっています。

参照AV-Comparatives /Real-World Protection Test February-May 2019

一方、ファイルのコピーやWebサイトの閲覧など端末の通常使用時の負荷や軽さを評価するパフォーマンスの評価テスト(2019年4月度)では、参加15社中、4位とほぼ満点の成績を収めています。

ファイルのコピー ★★★
アーカイブ/解凍 ★★★
アプリケーションのインストール/アンインストール ★★★
アプリケーションの起動 起動時:★★☆
実行時:★★★
ファイルのダウンロード ★★★
WEBの閲覧 ★★★

参照AV-Comparatives / Performance Test April 2019

マルウェア検索エンジン「Real Protect(リアルプロテクト)」のしくみ

マカフィー リブセーフの基盤となるマカフィー社の新しい検索エンジン「Real Protect(リアルプロテクト)」のしくみを説明します。

参照次世代マルウェア検索エンジン/マカフィーリブセーフ

「Real Protect(リアルプロテクト)」は3段階で防御するという仕組みですが、内部で次のような動作が行われています。

1. ユーザーのデバイス「ウイルス定義ファイルとの比較でブロック」

過去に確認されたマルウェアや脅威に関する情報のデータベースがウイルス定義と呼ばれるものです。

第一段階として、デバイスに侵入した検査中のファイルとデバイス上に保存されたウイルス定義ファイルとを比較し、一致すれば検査中のファイルは不正と判断してブロックします。

2. クラウド「クラウド上の脅威情報との比較でブロック」

日々マカフィー社に集められる脅威情報は、マカフィーサーバーに蓄積されます。不正な可能性がありながら第一段階のチェックでは判断ができなかったファイルがあれば、マカフィーサーバーに即座に問い合わせ、サーバー上の最新情報と比較して不正ファイルと判断します。

3. リアルプロテクト「ふるまい検知でブロック」

リアルプロテクトとして新しく追加されたのが、ふるまい検知でブロックするという方法です。1段階と2段階のチェックをすり抜けた不正なファイルをその“挙動”から不正ファイルと判断します。

ウイルス定義への登録を免れるため、サイバー犯罪者もごみコードを混ぜて不正ファイルとは別のファイルを装ったり、一部を改変するなどした新しいファイルを次々に公開します。もはやウイルス定義の更新が追い付かない状況となっています。

“マルウェアと似た行動をする”かどうかというふるまいを即座に分析し、ブロックするのがリアルプロテクトです。ふるまいを分析した結果は機械学習を活用してサーバーに蓄積されます。リアルプロテクトの”リアル”とはリアルタイム(real time)の”リアル”と考えるとそのしくみが理解しやすいです。

製品ラインナップと価格

「マカフィー リブセーフ」の製品ナインナップは次のとおりです。

価格 特徴
マカフィー リブセーフ(ダウンロード版) 9,980円(3年版) Windows/Mac/iOS(iPhone/iPad)/Androidの4つのOSに対応
マカフィー リブセーフ(ダウンロード版) 6,980円(1年版) Windows/Mac/iOS(iPhone/iPad)/Androidの4つのOSに対応

※2019年9月8日調べ(税込価格)

マカフィーリブセーフの評判・口コミ

マカフィーリブセーフを実際に購入したユーザーの評判や口コミを見てみましょう。

良い口コミ

サポートもよいことから、契約更新した。
携帯からPCまで持っているデバイスに全部使えるのがよい。ただインターフェイスで直感的にわかりずらいデザインがある。
引用:マカフィーリブセーフ1年版/Amazon

インターフェイスの分かりにくさについては、AV-Comparativesの「サマリーレポート2018」でも次の指摘がなされており、改善の余地がまだあると総評されています。

オンラインヘルプやほとんどの画面にリンクされている様々なヘルプがかなり不足しています。
引用:AV-Comparatives/Summary Report 2018

サポートの良さと、家族全員で何台にでもインストールできる点を評価する声は多くあります。

悪い口コミ

説明書通りに進めていったのですがコード入力したら、オンラインじゃないのでできません、というエラーがでてインストールできませんでした。
引用:マカフィーリブセーフ1年版/Amazon

口コミの真偽は不明ですが、動作環境として「高速のインターネット接続を推奨」とされており、上述のリアルプロテクトもオンライン状態であることが前提の機能です。高速インターネットを利用していないユーザーの場合は、マカフィーリブセーフの機能を持て余してしまうかもしれません。

まとめ

「マカフィーリブセーフ」は、家庭内のデバイスすべてを1つのソフトで守るコンセプトのセキュリティソフトです。何台でもインストールが可能なことから、家族が多いまたはデバイス台数が多いユーザーではコストパフォーマンスが良く、おすすめできるソフトです。

一方、性能面では可もなく不可もなくという評価となっており、”とにかく高性能”を求める方には不足を感じることもありそうです。